自分もやや発達障害なのではないかと生きづらさを感じていました。ちなみに夫は、本当にADHDで、夫の父もADHD、夫の実家では義理の母が義理の父の顔色をうかがって生きていました。今は義理の母は認知症で寝たきりになりましたが…。
夫との結婚生活は怒りに満ちたものでした。突然怒り出す、爪を噛む、前髪をクリクリと抜く、貧乏揺すり。心ない言葉を吐いて、問いただすと「言ってない」の連発。
車を運転させると、暴走運転。「なぜ結婚してしまったんだろう?」と後悔の絶えない日々でした。
私もストレスで睡眠導入剤、抗不安剤、抗うつ剤をずっと飲んでいました。そしたら気を失うようになり、気づいたときは向精神薬の副作用で脳の一部が真っ白に。記憶障害になっていました。カサンドラ症候群だったと思います。
そして今はてんかんの薬を飲みながら日常生活を送っています。夫も自分がADHDであると認識してくれて、少しは気をつけてくれています。
ちなみにこの本を読んで参考になったところは、私のとらわれすぎる点へのアドバイスでした。
「こだわりすぎるのを脱するためには、言葉で考えすぎるのをやめてイメージや身体感覚を活性化したり楽しんだりする取り組みを増やすと良いようだ。」という所でした。
こだわりから脱けられなくなると頭がぐるぐるして、そのことしか考えられなくなり、苦しくなっていたのです。特に夫の暴言に!でもこの本にあった
「部分にとらわれすぎず、全体に目を注ぐように心がけ、視点の切り替えを練習することも役に立つ。自分が今いる状況から少しずつフォーカスアウトし、5メートル上から、さらには、空の上から、さらには、遠い別の星から自分の状況を眺めているように視点を動かしていく。」
きっと暴言を吐いた夫のことも宇宙から見たら、天国から見たら許せるのかもしれません。赦せるですね。結婚して26年、今では夫のことは息子みたいな感じがしてくるときもあります。たぶん、これが愛なんでしょうね。
岡田先生、素敵な本をありがとうございます。