「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」
「新しい組み合わせを作り出す才能は事物の関連性を見つけ出す才能に依存する」
アイデアは「材料収集」→「材料の消化」→
「孵(ふ)化」→「誕生」→「検証と発展」という過程で作られる、と。
- 課題の資料集め、一般的知識の貯蔵を豊富にすること
- 心の中で、これらの資料に手を加えること
- 孵化段階、意識の外で何かが組み合わせの仕事をやるのをまかせる
- アイディアの誕生「わかった、見つけた」
- アイディアの具体化、展開
この中では「孵化」の部分が特徴的だ。
つまり、あれこれと情報を加工して思考を巡らせた後で、問題を放り出し、できるだけ問題を心の外に追い出してしまうということ。
そして、十分に孵化した時点で、
「ふとした瞬間」にあたるアイデアの誕生の時が自然にやってくるのだと。
なるほど、確かに問題にぶち当たって、考えに考え抜いている時には、ちっとも良いアイデアが浮かばないが、その問題を忘れた頃、何気ない瞬間に不意に「わかった! これだ!」ということを何度も経験しているな~。