「粘着質」は人の気質に対して使われる言葉
本来の意味は辞書に記載がある通りですが、一般的には「執着心が強い人」といったニュアンスで使われています。
例えば、1つのことにこだわりすぎる人、何かにしがみつく体質の人といった意味で使用される場合が多いでしょう。
「粘着質」な人の特徴
- しつこい
- 嫌味や過去のことを繰り返し言う
- 1つのことにこだわる
- かまわれたい
- 融通が利かない
- 他人の全てを把握しようとする
- 他人の言うことをすごく気にする
- 相手を追い込もうとする
【粘着気質】:心の落ちつきがあり、決められたことをキッチリとやりこなす注意力や粘り強さがある。反面、急激な変化への柔軟な対応が苦手で、筋が通らないと思うと反発する傾向がある。几帳面でルールを重視し、そのために視野が狭くなりやすいという面もあるが、上下関係が明確になり、一度信頼関係をつくると、義理堅さや愛情深さを発揮するという気質傾向を持つ。
「粘着質」にはメリットも!
デメリットが多い「粘着質」ですが、デメリットだけではありません。いいところもあるのです。
粘着質の3つのメリット
- 記憶力がいい
- 物事に集中して取り組む
- 努力家である
- 記憶力がいい
「粘着質」と呼ばれる人は、相手への興味や思いが強すぎるあまり、執着してしまう傾向にあります。裏を返せば、相手のことについて色々と知りたいという思いがあるため、相手のことに関しての記憶力が抜群です。
物事に集中して取り組む
ビジネスシーンにおいて、「神経質」な人は意外にも評価される傾向にあります。一生懸命に物事に取り組むところや、自分がこだわりたい部分への集中力は人一倍です。
努力家である
自分の好きなことや、興味のあることに関してのこだわりが強い「粘着質」の人は、そのことに対して精一杯取り組みます。
また、一度決めたことは曲げない、最後までやり遂げるという強い意志を持っており、ビジネスシーンにおいてモチベーションを挙げてくれる存在でもあるのです。
治すための3つのアイディア
- 自分磨きをする
- 過去は過去と割り切る
- 謙虚な姿勢を意識する
- 自分磨きをする
「粘着質」になってしまう人には、自分に自信が持てないという傾向が。自分に自信が無いため、相手が離れていかないか不安になったり、自分を好きでいてくれる、一緒にいてくれる相手に依存してしまったりします。
ですので、自分一人でも生きていける! という強さを身につけるために、自分磨きに時間を割いてみてはどうでしょうか? 自分の武器になるものが一つでもあると、それが自信になり、その武器に関わるアクションに時間を費やすことが増えます。
一つのことに没頭したら強い粘着気質の特性を、スキルアップや肉体改造などに注ぎましょう。
過去は過去と割り切る
「粘着質」な人は、過去のことをずるずると引きずってしまう傾向にあります。「もしあのとき、こうしていたら」「こうすればよかった」など、後悔してもどうしようも出来ないことを考えて、ナーバスになってしまうのです。
過ぎたことは戻ってこない、割り切って前を向き、過去は振り返らない。言葉では簡単に言えますが、実現するのはなかなか至難。やはり粘着質のメリットである「一つのことに打ち込める力」を活かして、新しい人間関係・趣味・推しに時間コストを注ぎ、自然と過去のことを思い出す時間を減らすことが一番の近道かもしれません。引っ越しをしたり、新しい共同体に所属して”場所を変える”ことも効果的です。
謙虚な姿勢を意識する
「神経質」な人の特徴でも紹介しましたが、「神経質」な人は思い込みが激しいところがあります。思い込んでしまうため、他人の意見に耳を傾けられなくなってしまうことも。
思い込みの激しさから人間関係を損なってしまうことが嫌なら、相手の立場に立つ、他人のさまざまな意見に耳を傾ける姿勢が大切。とは言え一足飛びにできることでもないので、壁やPCにメモ紙を貼り付けておいてリマインドできるようにしたり、1日の終わりに振り返りをしてみるなどの、訓練を続けるのが良さそうです。
最後に
自分に自信が無かったり、劣等感を感じることで生まれる、執着心や依存心。その状態に捉われたままぐるぐる考えを巡らせている状態は、とても辛いですよね。
相手の気持ちは相手にしか分からないものです。だからこそ、気になって粘着してしまいますが、考えても分からないものは分からないので、そこに時間をかけるより、自分に自信が持てる”好きな趣味や運動、アクション”を見つけて、そこに時間を注ぎ込むのが良さそう、ということがわかりました。費やした時間は特技となり、自信となり、「粘着質」を改善する一番の近道になります。