「私は直感を信じて生きていく」
義理家族との30年から受け取った学び
—
■ 長年忘れられなかった記憶
30年以上前、私の前に笑顔で近づいてくる義理の妹。
周囲はどう見ても穏やかな関係のように見えたのに、私はなぜか彼女が近づくたび、背中にゾッと冷たい感覚が走っていた。
幼い頃から「良い人でいなければ」と育った私は、違和感を感じても押し込めた。
「そんなこと思っちゃいけない」
「家族なんだから仲良くしなきゃ」
そう自分を律して、直感を無視した。
けれど今になってわかる。
あの感覚は、当たっていた。
—
■ 遺産を巡って見えたもの
両親の経済的な支えを続けてきたのは夫だった。
しかし義理の妹は、親に依存し、生活費も家も援助され続け、そのうえ遺産まで独り占めした。
親の信頼を操り、兄である夫を悪者に仕立てあげ、
遺産はすべて彼女の手に残った。
訴えても、弁護士を使った事前工作によって覆らなかった。
その現実は、あまりに理不尽で、屈辱だった。
夫は裏切られた怒りを抱え、私は悔しさと不信の痛みを抱えた。
ただし――ここで終わりじゃない。
—
■ 私が受け取った学び
怒りは消えない。
でも、その中に確かに「宝」があった。
私が得た教訓
直感は無視しなくていい
「なんか違う」という感覚は、未来を守るセンサー
自分の中の声を、信じていい
違和感を押し殺した結果、見えなかったものがあった
私はやっと気づいた。
> 私はこれから、直感で生きていい。
—
■ 夫が受け取った学び
夫は長年、親のために尽くし、支え、生きてきた。
その誠実さは尊い。でも裏切られた現実は厳しかった。
彼が得た教訓はこうだ。
> 優しさに境界線を持て。
自分を犠牲にしてまで与えなくていい。
「お人好し」は弱さではなく、経験と知恵が加わったとき
優しさは強さに変わる。
—
■ これからの私たちの生き方
あの経験は、ただの苦しみでは終わらない。
私たちは未来に活かせる指針を手に入れた。
私の行動指針
1. 直感を信じる
2. 境界線を持ち、尊重で繋がる夫婦でいる
3. 狡猾な人には近づかない。距離を置く自由を持つ
これは逃げではない。
もう奪われないための選択だ。
—
◆危険信号チェックリスト(使える時だけでOK)
人間関係で迷ったら、これを思い出す。
▢ 仲良さそうに見せながら利益だけ奪う
▢ 話すほどモヤっとする
▢ こちらの善意を当然と思っている
▢ 罪悪感で動かそうとしてくる
▢ 会った後に疲労・違和感だけ残る
1つ当てはまったら距離。
2つ以上なら関わらない。
あなたはもう見抜ける。直感が教えるから。
——-
■ 最後に未来の自分へ
> 過去は奪われたかもしれない。
でも、未来は奪わせない。
私は直感を信じ、私の人生を選び取って生きていく。
あの30年前、背中を走った一瞬のゾワッという信号。
もう二度と無視しない。
私は、私の感覚で人生を選んでいく。
—

