老いを愛する｜notty's備忘録メモ

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人間らしさを示すための最も大きな特徴は、みんなで育てること

「おばあさん仮説」子育てにおける年寄りの役割

人間は脳が大きくなったので、それが完成してからでは母親の参道が通れません、ですから早めに生まれます。しかも脳を守るために脂肪をたっぷりつけて生まれますので、早産なのに体重は３キロあり、他の霊長類の赤ちゃんに比べたら重いのです。

なので、お母さんがずっと抱き続けているわけにはいきません。寝かせておくことになりますし、自分で歩けるまでには１年以上もかかります。

ですから、人間の赤ちゃんはお母さんだけではなく、周囲のみんなが面倒をみる共同保育をするように生まれているのだと言えます。

一人で寝かされていますから、泣いて自分の存在を知らせ、誰かに助けてもらおうとしますし、抱き上げてくれた人に向かってはにこりと微笑むのです。

脳が大きいという人間の人間らしさを示すための最も大きな特徴は、みんなで育てることとセットになっているのです。

「老いる」ことは年を重ねて、知恵が身体の中に入っていると言うこと。これは年をとることでしか手に入らない喜び。こちらに目を向ければ、年をとることは豊かになると言うこと。Ｐ117志村ふくみさんの言葉より

貧しい人とは少ししか物を持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人（世界一貧しい大統領ムヒカさん／月１０万円で暮らしている／ウルグアイの大統領）

ムヒカさん曰く「自分は貧しいとは思っていない。今ある物で満足しているだけなんだ。私が質素でいるのは、自由でいたいからなんだ」と言っています。