自分を知る

エフェクチュエーションという生き方

notty117

今あるもので未来をつくる

― エフェクチュエーションという生き方 ―

「ちゃんと計画を立てなさい」
「ゴールを決めて逆算しなさい」

ずっとそう教えられてきた。

でも、人生って本当にそんなに計算通りに進むだろうか。

私は最近、「エフェクチュエーション」という考え方を知った。
これは、未来を予測するのではなく、

“今あるものから未来をつくる”

という思考法だ。

エフェクチュエーションの5つの原則

① 手中の鳥の原則

今、自分の手の中にあるものから始める。

私は誰か。
何を知っているか。
誰を知っているか。

完璧な準備はいらない。
足りないものを数えるより、
すでに持っているものを見る。

30年のアート経験。
教育現場での実践。
心を整える時間を大切にしてきた日々。

それだけで、もう十分だった。

② 許容可能な損失の原則

「どれだけ儲かるか」ではなく、
「どこまでなら失ってもいいか」で決める。

大きな勝負をしなくてもいい。
小さく始めて、静かに続ける。

無理をしない挑戦は、長く続く。

③ クレイジーキルトの原則

関わる人と一緒に縫い合わせていく。

最初から完成図はない。
出会いが増えるたびに、形は変わる。

生徒との時間。
家族との会話。
共鳴してくれる人とのつながり。

それが一枚の布になっていく。

④ レモネードの原則

想定外は、材料になる。

トラブルも、失敗も、
人生の“レモン”。

でも、それで終わらない。
絞れば、レモネードになる。

あの日の出来事も、
苦しかった時間も、
今は私の言葉の深みになっている。

⑤ パイロットの原則

未来は予測するものではなく、
自分が操縦するもの。

環境のせいにしない。
景気のせいにしない。

ハンドルは、私の手の中にある。

計画しなくてもいいのか?

違う。

計画を否定するのではない。
ただ、

「完璧な未来図がなくても、動いていい」

という許可をくれる考え方だ。

私はずっと
“完成図が見えないと動けない人” だった。

でも今は違う。

今あるものから始めて、
出会いながら、変わりながら、進めばいい。

それは不安定ではなく、
とても創造的な生き方だ。

未来は、待つものではない。

今ここから、縫いながら、
少しずつ形にしていくもの。

それでいい。

むしろ、その方が美しい。

ABOUT ME
のぶちゃん
のぶちゃん
アート・エデュケーター
私自身はHSP、夫はADHD。とても難しい組み合わせですが、夫婦生活30年やってます。ドタバタ、ケンカの絶えない日々の記録とその考察。 武蔵野美大と武蔵野大学の心理学科卒。「人はなぜ生きているのか」が私の最大のテーマです。 公共建造物のカラーデザイナー、子どもの絵と心のアトリエ、中高の美術講師。 そして今年は還暦。もういい加減に「心穏やかに暮らしたい」が今の最大の夢です。
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