仏陀の智慧から「苦しまない心の使い方の基本」
意識を向ける先(対象)を、感覚・感情・思考・意欲のいずれかに切り替えることで不快な反応をリセット(解消する)と言う方法。
例)ストレスという不快な感情で反応している状態を、体の感覚に意識を向け変えることで、リセットしてしまうというもの。
イライラ(感情)したときは、運動したり食べたりと、体の感覚を使うことで気分をスッキリさせるようなこと。
意識を感情から感覚に切り替えることで感情をリセットしている。
例えば
①最近、ストレスが溜まっている
⇒これは不快な感情が続いている状態だ。とすれば意識を感覚に向け変えて、感情をリセットしよう。食べようか、音楽を聴こうか、週末に旅に出ようか。
②頭がモヤモヤする。考えがまとまらない
⇒これはムダな思考が溜まった状態だ。となると、意識の先を感覚に切り替えて思考を解消しよう。ひと休みして、散歩にでも出るか。
③近ごろ元気が出ない。やる気が湧かない
⇒これは意欲が減退している状態だから、喜びの感情をあげるようにしよう。
好きなことをやれという合図だな。
「心の使い方」が分かってくる
感覚・感情・思考・意欲を上手く使いながら不快をため込まないようにする。
結果的に、ストレスが溜まらず、気持ちの切り替えが早くなり、人生を楽しむことが上手になり、作業のスピードも速くなり、周囲に振り回されずに、自分に大切なモノゴトのみに心を使える状態になる。
「人生は”心の使い方“によって決まる。すべては、心から生まれ、心の影響を受け、心によって作られる。全ては、心から生まれ、心の影響を受け、心によって作られる。心に振り回されて終わるな。心の主(心を巧みに操れる者)となりなさい」バンマパダ/ブッダ最後の旅・長部経典
- “感覚”を使ってどうやって、ストレスやモヤモヤをスッキリ解消するか
- “感情”をどう活かして、マンネリ気味の毎日にメリハリをつけるか
- “思考”をどう働かせて、悩みを増やさず、正しい判断をするか
- “意欲”をどうやって盛り上げて、毎日を楽しく充実したものにしていくか