59歳の年、新しい一年をどう生きるか
― 諦める・手放す・緩める。そして呼吸のように生きる ―
今年、私は59歳になった。
50代の後半という響きは、終わりではなく成熟の入り口。
若い頃の「がんばる」「掴み取る」「耐える」といった力ではなく、
これからは 手放し、ゆるめ、受け取る強さを育てたいと思っている。
無理に変えようとしてきたもの。
思い通りに動かない現実や人間関係。
期待と執着で重くなっていた心。
それらを今年はそっと置いていきたい。
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◆ 私が今年選んだテーマ
諦める(=明らめる)
無理を押し通さず、現実を光の下で見つめ直す。
手放す
握りしめなくていいものを、指を緩めて空へ還す。
ゆるます
肩の力、心の緊張、過去のこだわり。
ゆっくり、ほどくように。
変えられないことは抱えない
風のように流し、雨のように受け流す。
> 今年は「生き急がず、味わいながら歩く」
そんな一年にしたい。
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◆ ゆっくり暮らすために選んだ習慣
マインドフルネスを身につける
瞑想を生活に取り込む(目標30分)
朝は軽く体操、夜はストレッチで一日をほどく
絵を完成へ向けて少しずつ進める
高校での仕事は週3回のペースで続ける
家事や料理に時間をかけ、暮らしを丁寧に味わう
どれも「もっと頑張る」ではなく
ゆっくりと、心地よい速度で育てる習慣。
早く成果を求めるのではなく、
毎日少しずつ、積み重ねることが目的。
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◆ そして私は瞑想の時間をもつことにした
ただ静かに座る。
呼吸が体の内側を通っていくのを感じる。
思考が流れても、追いかけない。
ただ「今ここ」に戻ってくる。
これを毎日30分。
できない日は10分でもいい。
大切なのは「今日も座った」という事実。
▼ 私の30分瞑想の流れの例
1. 呼吸に意識を戻す(1〜5分)
吸う・吐くが心を整え始める。
2. 身体を感じる(5〜10分)
足の先から頭まで、ゆっくりと意識を通す。
3. 静寂に委ねる(10〜20分)
思考を止めようとせず、ただ眺める。
4. 感謝と意図を置く(20〜30分)
今日の自分にひと言だけ宣言をする。
例)
> 「私はゆっくり生きる」
「私は手放す」
「私は自分を大切にする」
その短い言葉が、一日を導く灯になる。
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◆ この記録を残す理由
誰かに見せるためではなく、
未来の自分がふと読み返せるように。
一年後の私は、どんな顔でこの文章を見るだろう?
「ゆっくり歩む」と決めた今日の私を、
誇らしく思えるように生きていきたい。
変わりたいわけじゃない。
本来の自分に還っていくために。
この記録は、その最初の一歩。
心穏やかに今ここを笑顔で
私たちが生まれた目的は魂の成長のため。覚悟を決めていざラストスパート!
