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読書

時間という「制約のパラドックス」

神レベルは捨てる!

いつか完璧な世界(神レベルで何でもスイスイ)の幻想にしがみついていると、いつまでたっても充分にやっていると言う感覚ー自分は充分であるという感覚ーは得られない

そもそも「充分」というのが、人間には不可能とされているから

「全部できるはず」という信念が強ければ強いほど、やるべきことは積み上がり、「本当にやるべきか?」と問う余裕がなくなってくる。その結果、どうでもいいタスクばかりが増えていく。

急げば急ぐほど、時間のかかる日常の雑事にイライラし、計画を完璧にこなそうとすればするほど、細かい事が気になりだし、突然やってくる友達の誘いや出来事に消極的になり、完璧さにこだわるあまり人生は孤独になっていく。

これは「制約のパラドックス」というもの。

時間をコントロールしようと思うと、時間のなさにいっそうストレスを感じる。人間であることの制約から逃れようとすると、人生はいっそう空虚で、不満だらけになる。

それならば制約に逆らう代わりに、制約を味方につけよう!!

自分には限界がある、「私は普通の人間、神じゃない!」

自分の限界を受け入れ、その事実を直視して受け入れれば、人生はもっと生産的で、楽しいものになるはず。(P42)『限りある時間の使い方』オリバー・バークマン著