『コミュニティをつくって、自由に生きるという提案』を読んで
著者
マツダミヒロ
『コミュニティをつくって、自由に生きるという提案』を読んで
マツダミヒロさんの
『コミュニティをつくって、自由に生きるという提案』を読みました。
「コミュニティ」というと、大勢の人を集めたり、人脈を広げたりすることを想像します。
でも、この本を読んで感じたのは、それとは少し違うものでした。
大切なのは、人数ではなく、人と人との「つながり」なのだということ。
人づきあいが得意でなくても、自分らしいコミュニティはつくれる。
そんなことを教えてくれる一冊です。
この本はどんな本?
著者のマツダミヒロさんは、「魔法の質問」を中心とした活動を通して、大きなコミュニティを育ててきました。
けれど、もともと人づきあいが得意だったわけではないそうです。
だからこそ、この本では、
「どうすればたくさんの人を集められるか」
ではなく、
「どうすれば人と心地よくつながっていけるのか」
ということが大切にされています。
コミュニティは「人を集めること」ではない
この本の中で印象的なのは、コミュニティを単なる「人の集まり」として考えていないところです。
誰とつながるのか。
どんな関係をつくるのか。
そこで何を分かち合うのか。
一人ひとりとの関係が少しずつ重なって、やがてひとつの場になっていく。
そんなコミュニティのあり方が描かれています。
人づきあいが苦手でもコミュニティはつくれる
人とのつながりをつくるために、社交的になる必要はありません。
大切なのは、たくさんの人と知り合うことよりも、目の前にいる人との関係を大切にすること。
相手の話を聞く。
相手が困っていることを知る。
自分にできることがあれば差し出す。
そんな小さな関わりの積み重ねが、やがて信頼につながっていきます。
「自立した人」が集まる場所をつくる
もうひとつ大切なのが、コミュニティを「依存する場所」にしないという考え方です。
主催者だけが頑張って、参加者がサービスを受け取るだけでは、主催者が疲れてしまいます。
そうではなく、
一人ひとりが自分で考え、自分のできることを持ち寄る。
誰かが誰かを助けたり、新しいつながりが生まれたりする。
そんなふうに、主催者がいなくても人と人がつながっていく場所へ育てていくことが大切なのだと思いました。
コミュニティが仕事にもつながっていく
本書では、人とのつながりを仕事につなげていく方法についても書かれています。
イベントやオンラインでの交流、アンケート、メンバーの声を聞くことなど、具体的な方法も紹介されています。
ただ「売る」のではなく、まず信頼関係がある。
そのつながりの中から必要なサービスや仕事が自然に生まれていく。
そんな考え方です。
この本の目次
Prologue
人づきあいの苦手な私でも、5000人のコミュニティをつくれた
第1章
すべては“つながり”で成り立つ
―「コミュニティマインド」を身につけよ
第2章
人づきあいが苦手でも、つながりはつくれる
―「関わり合う」という感覚を持つ
第3章
コミュニティを構築するための5つの交流手段
―イベントからコミュニティビジネスにつなげる方法
第4章
コミュニティの双方向の信頼を強化する
―つながりをアップデートせよ
第5章
「つながり」から売上が上がる仕組みをつくる
―コミュニティで利益を生み出すセールスメソッド
Epilogue
つながりは、幸せを生む
この本から感じたこと
この本を読んで改めて感じるのは、
コミュニティは「つくるもの」であると同時に、「育っていくもの」なのかもしれない
ということです。
最初から大きな場所をつくる必要はない。
たった数人でもいい。
安心して話せる人がいて、お互いの考えを聞き、自分の経験を差し出す。
そこから少しずつ、人と人との間に何かが生まれていく。
コミュニティをつくるということは、「人を集める」ことではなく、人と人がつながる土壌を耕すことなのかもしれません。
誰かを引っ張っていくのではなく、それぞれが自分らしくいられる場所をつくる。
そんなコミュニティなら、私もつくってみたいと思いました。

